ヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori)
大塚クリニックで行っているピロリ菌検査には、内視鏡(胃カメラ)検査時に採取した検体を用いて行う、迅速ウレアーゼ試験、鏡検法の2つと、採血での抗体測定、呼吸による尿素呼気テストの合わせて4つの検査法があります。
さらに、血清ペプシノーゲン値とピロリ菌感染を組み合わせた胃癌リスクの評価(ABC検診)も行えます。
堺市が公費補助(自己負担1000円)する採血による胃がんリスク検査も大塚クリニックで受ける事が出来ます。対象者は、満年齢で40歳以上かつ50歳未満の人です。さらに、胃がんリスク検診は生涯に1度だけしか受けられない事に注意して下さい。堺市に住民票が在る事を証明するものを持参して来院して下さい。
(血清ペプシノーゲン検査は健康保険が適応されません。検査実費1300円に加え、初診・再診料、採血手技料、判断料の実費が別途必要です。)
【 保険診療について 】
ピロリ菌の検査や治療は自費で受ける事ができますが、幾つかの条件を満たせば健康保険が適応されます。
ピロリ菌の検査では、内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者、内視鏡検査または造影検査において胃潰瘍または十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者では健康保険が適応されます。
ピロリ菌の除菌治療においても、内視鏡検査において慢性胃炎の確定診断がなされたヘリコバクター・ピロリ陽性の患者や、内視鏡検査または造影検査において胃潰瘍または十二指腸潰瘍の確定診断がなされたヘリコバクター・ピロリ陽性の患者に対する除菌治療には健康保険が適応されます。
(注意)バリウム造影検査による胃炎診断では、除菌治療に健康保険は適応されません。