言論の自由は凶器ではない

言論の自由の叫び声に、最近違和感を覚える事が多くなった。基本的人権としての言論の自由は、個人の意思・意見を他人に発する自由である事は、誰しもが肯定する概念である。しかし、最近メディアから聞こえてくる言論の自由を説くフレーズは、何故か心腑にまで落ちてこない事が殆どである。

自分の考えを他者に理解させる権利、あるいは広く世間に広める権利、と捉えている者をしばしば目にするが、勘違いにも程があると言わざるを得ない大馬鹿野郎である。始末に悪い事にインテリと自負している事が殆どである。言論の自由を叫ぶ前に、自身の心の葛藤と向き合い、絶対正義について深く思慮して欲しい。過去の挫折と言う呪縛から逃れ、嫉妬と言うダークサイドから自身を解き放つ事を願う。