老化し精神を病んだ三浦瑠麗を、朝まで生テレビが伝えた日

今日28日の朝までテレビが取り上げた武漢ウイルス(SARS-CoV-2)というテーマは、政治経済という人為的な面と、自然科学という非人為的な面を、同時に理解しながら議論しなければならない、とても複雑で難解なテーマであった。政治経済と自然科学の両者に深く精通している論客が居ないことは、ある意味仕方ないことである。

そんな中で、どうしても看過できない発言をする人物が一人居た。そう三浦瑠麗である。この女だけが高度な専門性を持たず、ディベートに心酔するアラカルトで薄っぺらな経歴の持ち主である。以前にも三浦瑠麗の思想劣化を指摘したことがあったが、今回ばかりは深夜であるにも拘わらず、思わず大声で「いい加減にしろ」と声を上げてしまった。

三浦瑠麗は、番組の冒頭から小池百合子都知事の会見に対して執拗に異論を述べようと焦ってる様子であった。どうやら「ロックダウン」という横文字を小池知事が会見で用いたことにより広く世間に知れ渡ったという事実に、何故か猛烈に嫉妬しているのである。そして議論が続く中で、この女の嫉妬心が遂に沸点に達すると、自分が世間の注目を集めたいという欲望を満たす為なら、日本人の生命と国家の主権は、一顧だに値しないとまで言い放ってしまった。この女が流布したい持論とは、「核とミサイルを以て威嚇する中国や北朝鮮が主導する安全保障の枠組みを日本は享受する必要があるので、国家と比べて非対称的規模の組織テロはもちろんの事、伝染病程度の対策に於いては、安全保障という名を借りた、如何なる超法規的措置も執ってはならない。現在の富の分布が変わるような経済的・地政学的ストレスを加えない為には、法定主義は個人の命に勝る」と生放送で言い放ったのである。一体この女は何を言っているのか、即座に理解出来なかった。この時、司会の田原総一朗は少し反応しかけて止めたが、他のパネリストは誰一人として、反応する事が出来ずにただ絶句したままであった。その映像が、今でも目に焼き付いて離れない。深夜番組と言えども、精神異常者を全国放送で晒し者にしても良いという道理は無い。

今日は、三浦瑠麗がその肉体の老化に留まらず、精神までも病んでしてしまっている事を知った。私利私欲の追求のみを是として生きる、この女の粘着的で病的気質の病理は何処にあるのであろうか?先天的なのか、それとも後天的な生い立ちにあるのか?私は心理学や精神病学を専門としないので分析はしないが、この悪魔の肉体が朽ち果てて、病魂が完全に消失する事を必ずや見届けたいと思う。