ちゃんこ食べて、うぃーすと言っているだけで務まる大学理事長
此の春、私たちは学校法人日本大学の理事組織が、カルト集団顔負けの非人道的組織である事を知り、驚愕した。連日のテレビ報道により、次々とその暗黒面が暴かれ、白日の下に晒されることになった。
注目すべきは、中心人物である日本大学理事長、田中英壽に関しては知性を感じさせる動画を一編も観たことが無いのである。テレビで放映される映像は、酒を飲んで歓楽街をぶらつく姿か、関係者を集めて壇上から間抜けな挨拶をする姿だけで、いっさい表に出てこない。
一般の株式会社で大きな不祥事が起きると、マスメディアによる厳しい社会的制裁が課せられて、必ずや責任者達は一掃されてしまう。患部を切り捨てた後に、やっと組織の立て直しが可能となるのが常識で、駄目なら淘汰されてしまう。だが残念なことに幾ら時間が経っても、事態が好転する兆しは全く見えてこない。近年、世間を騒がせている学校法人や公益法人では、上記の様な自由競争社会の原則は全く通じず、根治的改革は全く実行されない。
すなわち、一般消費者や物言う株主による監視機構が存在していない彼らにとっては、世間の関心が他所へ移るのをただ待てば良いのである。一度入学してしまうと、学生達は授業料を払い続けるしか選択の余地が無い事を、ちゃんこ理事長達は熟知していて立て籠もっている。ここまで病期が進行すると、ちゃんこ理事長だけの問題ではなく、学校法人に携わる者達の過半数が壊死していて、もはや自己修復機能が働くことは無いと考えるべきである。北朝鮮への対応と同じく、マスメディアによる圧力を掛け続けるしか打つ手が見当たらないのが現状である。
大学の序列は、国公立を頂点として、下段には慶応、早稲田などが支え、さらに下には日本大学などの三流大学が存在している。人徳の高さも、学力偏差値と正の相関関係にあるのだろうか。ならば若者達よ、一流が駄目でも、少なくとも二流を目指せ、と言わざるを得ない。