大相撲とトランプタワーとパンナムビル
今日、令和元年5月26日、大相撲夏場所の千秋楽にアメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプが枡席で観戦し、幕内優勝力士の朝乃山に米国大統領杯を授与した。
かつて大相撲とアメリカと言えば、やはり「ヒョー・ショー・ジョウ!」の言葉で始まるパンアメリカン航空賞であった。パンアメリカン航空(パンナム)は、1953年5月場所から幕内最高優勝力士に対して、パンアメリカン航空賞の授与を始めた。そして賞の授与は、1991年12月4日のパンナム倒産まで続くことになる。
個人的には、平成元年(1989年)4月にニューヨーク・マンハッタンを旅行した時、地球の歩き方と言うガイドブックを片手に、パンナムビルとトランプタワー、共に真下まで行って見上げた事を思い出す。建築史的には、トランプタワーよりパンナムビルに軍配が上がると思うが、そのパンナムビルも今ではメットライフ・ビルディングと名称が変わってしまっている。
盛者必衰のことわりをあらわす。取り敢えず今は、ドナルド・トランプの時代である。