一夫多妻制は女性差別、性奴隷
正月気分もすっかり抜けた今日は、女性の人権問題について考えてみた。最近のテレビ報道では、女性差別、女性蔑視の問題が盛んに取り上げられているが、今回は世界に目を向けて日頃から疑問に感じている問題を指摘したい。それは、イスラム教国家に於ける一夫多妻制度である。
ネットで調べると、戦乱の時代には男性人口が減少するために部族社会を維持する為には、一夫多妻制が社会的に要請されていたと記されている。では21世紀の現代に於いて、一夫多妻制を法律で合法化しないことには国家が存続し得ない事なんて、果たしてあるのだろうか。現実的には大金持ちが妾を摂ることに、国家がお墨付きを与えているだけではないのか。現在の一夫多妻制は、部族や国家の存続問題とは無関係に、ただ男が金で女を納得させている公娼制度、国立の性奴隷である。
一夫多妻制度は、今を生きる人類に於いて最大の女性差別・女性蔑視と考える。何故、国連の人権部門や、先進国の人権団体・活動家達は、現在の一夫多妻制の本質である女性差別・女性蔑視を問題としないのであろうか?一度じっくり意見を伺いたいものである。
ところで、日本に於いても他国の元大統領側室が、頻繁にテレビ番組に登場してはセレブ気取りではしゃいでいる。彼女にとっては、女性の人権問題なんて金次第である、とも思える振る舞いである。チャリティー・パーティーを催すことがセレブだなどと勘違いするのは止めて、自身が一番理解できる社会問題に取り組むのがセレブであると気付くべきである。一夫多妻制の名の下に金で囲われてしまった女性達の代弁者となり、未来の女性達が性奴隷とならない様に世界に発信して欲しい。でも現実は、大金をつかんだ妾にとって、他人の人権問題なんて知ったもんじゃなのかも知れないが。