芸能界はプロ野球界を見習えないのか

新年早々、芸能の世界が騒がしい。混血タレントの不倫報道に始まり、David Bowieの死去、そして何んと言ってもSMAP騒動の注目度はひと際高い。同族経営に付き物のゴタゴタに社員が巻き込まれる、ありきたりの絵図であるが、可哀想なのはメンバー達である。芸能界にも仲裁者が居るであろうに、と思うのはファンだけではない。

所属タレントの無節操な独立や移籍が御法度なのは理解できるが、才能ある者の人生を全て一律に縛る権利も無いはずである。健全な芸能界を維持する上でも、そろそろ他の世界を見習って、業界規範の再構築を考えるべき時期ではないかと思われる。似た苦しみを乗り越えてきたプロ野球界のfree agentなどを参考に、新しい芸能界の秩序を作り出し、タレントの才能を育んで欲しいと願うばかりである。

現代社会に封建制度や女郎屋はそぐわない。将来必ずSMAP事件が江川事件と対比されて語られる日が来るであろう。