大阪都構想
都構想は平成の維新を興す狼煙。
大阪市民は、そろそろ大阪の家長であることを自覚し、大阪全員を養う覚悟を取り戻す時である。家族が我慢して始末していれば、自分だけはまだ少し小銭を使って遊んでいられるなどとと、悠長に考えていては取り返しがつかなくなる。今の態度では、リニアが東京・名古屋に繋がる頃には、日本の中で大阪が居る場所を探すのは困難になっているだろう。大阪市がバブルの頃までの思い出の中に閉じこもっている間に、東京・名古屋は確かな未来を手に入れてしまている。大阪市だけの政治財政力では、世界はおろか名古屋にも勝てない。東京都に迫る強大な政治財政の基盤作りに着手する時である。心地よい報道だけに耳を傾け、腹黒い東京の悪人とほろ酔い気分で遊んでいては取り返しがつかない事になる。
大阪市は大阪府の政治的・経済的中枢で象徴的な中心街であり、独立して繁栄を築いている街ではない。現実に大阪市で働く人々の居住圏(ベッドタウン)は通勤可能な圏内全体である。自分の命は、脳や心臓だけで保持しているのではなく、手足の先まで全ての組織が協調してこそ命が存在している事を、誰しもが理解している。大阪市と大阪府の関係も同じである。大阪市街に暮らす事が人々の夢で在り続ける為には、大阪府全体の文化と経済が光り輝いてなければならない。府市統合、大阪都構想の本質である。今回の出直し選挙は、大阪の未来と夢にとって決定的・歴史的な決意となる。選挙権は大阪市民に限定されるが、正しい決意が示されると信じる。