違法性はないが不適切。芸能人は公人か?

梅雨の中、せこい知事が辞任した。知事の生活の糧として、税金から給与が支払われている。彼は、それだけでは満足出来ずに生活費や趣味に費やす出費を、公的資金が入る政治団体に支払わせていた。間抜けな弁護士がメディアの前で、違法性は無いと恫喝したが、全て宴の後となってしまった。

次にワイドショーが伝えた話題は、覚醒剤使用で逮捕された芸能人である。覚醒剤の使用は本人の健康問題でなく、精神的異常から犯罪を犯すリスクと反社会的組織への資金源となる事である。今回の女優のメディア会見では多くの疑問が生じた。夫に裏切られた悲劇のヒロイン役を演じているが、実際は家人である罪人の蔵匿・隠避の罪、加えて反社会性力への間接的資金援助の罪、これらにより逮捕・起訴される事はないにしても、その社会的・道義的責任から逃れる為に涙の大芝居を打ったのではないかと感じた。

覚醒剤長期常用者の異変には全く気付かなかったと言い張る事。夫の明るい性格が異常行動を覆い隠したと言うが、とても信じるに値しない弁明である。義父の介護の為に芸能界を引退したとのメディア報道が間違っていたなら、何故その時に訂正しなかったのか。無収入に近い夫が売人に匹敵する量の覚醒剤を購入できる高額な資金、また悪の道から足を洗う事を期待して店舗の開業資金等を提供していたならば、純粋な家族の扶助とは言えない。自身の保身の為に夫の犯罪が発覚しない事をただ願っていただけで、これを夫婦愛とは絶対に言わない。将来、逮捕者が当時は妻も気付いていたと思う、と発言する恐怖に怯えながら暮らす事が、贖罪の一つには決してなり得ず、ただ道義的罪からの逃避行動である。

全て会計責任者の間違いが原因で、私は詳細を知らない。私は覚醒剤を使用していなし、夫の覚醒剤使用には全く気付かなかった。せこい知事と女優の言葉には共通して、自分は道義的責任も取らずに逃げ切ろうとする意図が透けて見える。共に社会的影響が大きい事を本人達は自覚していない。

芸能人は公人か?芸能人の道義的責任が及ぶ範囲はどこまでか?都知事では徹底的に追求したワイドショー番組も、業界のスケジュールと損益に関係する問題には腰が引けてしまっているのではないか。メディアには、スポンサーや関連企業の意を忖度した報道でなく、病理を深く掘り下げた報道を期待する。